煙突はストーブの心臓部!〜正しい設置で安全に〜【煙突工事例】
海外からのお客さまで賑わう宿泊施設やホテルでは、薪ストーブを設置されているところも多いでしょう。
今年はそうしたインバウンド需要、そして、サウナブームもあり、煙突工事の依頼が多くありました。
薪ストーブトラブルで連絡をいただいて駆けつけると、シングル煙突であったり、雨漏りしていたり、火災になる寸前であったり、ストーブ屋としてはありえない状況に多く遭遇します。
■「煙突」はストーブの心臓部
ストーブばかりに目が行きがちですが、ストーブの心臓部は煙突です。
家であれば大黒柱、車であればエンジン部分です。
煙突の設置を疎かにすると火災につながる恐れがあります。
煙突が必要な薪ストーブや薪サウナ、ハイブリッドストーブを安全に使用するためには、正しい煙突の設置が非常に重要になります。
■正しい設置で安全に
ストーブはドラフト(上昇気流)を起こすことによって排煙と、燃焼に必要な空気を燃焼室へ取り込みます。
強力なドラフトを起こすためには、煙の温度を落とさずに屋外に排気することが鍵。
そのため、外気温に影響されず、高温のまま煙を屋外へに排煙できる断熱二重管を設置しましょう。
シングル管は、断熱二重管よりも軽くて安価ですが、屋外に立ち上げる場合には外気温に影響されて排煙温度が低くなります。
ドラフト力が弱まるため、十分な空気が燃焼室に給気されず、薪が燃えにくくなり煙の温度も低下します。
煙が煙突内に充満して結露することで、煙突内にタールが付着し、低温発火する恐れも出てきます。
発火した場合には、1000度を超える高温で燃えるため、煙道火災の発生〜家の火災へとつながります。
■煙突工事例
CASE①薪ストーブ煙突「シングル煙突」から「断熱二重管+雪割追加工事」へ
薪ストーブの煙突を「シングル煙突」から「断熱二重管+雪割追加工事」を行いました。
移住して、購入した家に住まれていますが、前オーナーの導入した薪ストーブをそのまま使用したところ、燃焼が悪く、雨が降ると雨水が侵入して大変な思いをされていました。
ご相談を受け現場を見てみると、シングル煙突で、煙突トップも雪で壊れ、至るところのコーキング処理が劣化して雨漏り…
これでは薪ストーブが使えないどころか、雨水侵入の腐食や火災つながります。
ストーブの心臓部である煙突を、断熱二重管に交換することで、適正なドラフト力が生まれ燃焼は良くなりますが、豪雪地帯でもあるので、雪割は必須。雪割を伴う大工事となりました。
CASE②火災の一歩手前のシングル管煙突を「断熱二重管」へ
RC壁にφ150のシングル管が貫通されていて、天側の巾木が既に高熱による炭化が進み、火災の一歩手前というところでした。
断熱二重管にすべきであることを説明し、オーナー様にご理解をいただきまして煙突設置を行いました。
CASE③茅葺き屋根貫通煙突設置工事
茅葺きの古民家をリノベーションし、海外からのお客様を迎える準備をするために、薪ストーブを導入されました。
煙突工事は、大変な茅葺き屋根を貫通させる設置工事でした。
室内足場撤去に伴い、角煙道から断熱二重煙突延長。暗い中での作業で大変でした。
着火からの立ちあがりをより安定させるために、強制排気“チムニーファン”も取り付けました。
CASE④薪ストーブ煙突設置工事
薪ストーブはオーナー様がこ用意され、エコレットカンパニーでは煙突工事のみ行いました。
CASE⑤薪サウナ2棟の煙突設置工事
プライベート用の薪サウナ2棟に煙突設置の依頼がありました。
なかなか煙突延長が厳しい条件のため、チムニーファンも設置しました。
雪深い妙高市なので、チムニーファンに陣笠も追加しました。
チムニーファン取り付けにより、燻ることなく、着火からの立ち上がりが早く、省電力にて快適なサウナライフが送れます。
■長持ちの秘訣は、使い終わったら“すぐ”メンテナンス
「使い終わったらすぐ」というのがストーブを長く使うためのポイントです。
煤などの汚れは日にちが経つと固まってベトベトになり、なかなかきれいになりませんが、使い終わったばかりのストーブは、煤などの汚れ自体が軟らかく、落としやすいのです。
固まったベトベト汚れは木の“ヤニ”や“油分”なども含まれているので、トラブルの原因につながりやすく、煤が溜まると煙突火災の原因にもなるため大変危険です。
●メンテナンスをしないままのストーブはトラブルの元!
薪ストーブやペレットストーブは、使い終わりのタイミングにしっかりとメンテナンスを行うことでトラブルを減らし、次のシーズンも快適に使うことができます。
トラブルの連絡をいただいて行ってみると、きちんとメンテナンスが行われていないことがほとんどです。
毎年必ずメンテナンスをしましょう!
●煙突は疎かにせず、信頼できるストーブ店に依頼を!
煙突は薪ストーブライフを楽しむためには決して疎かにしてはいけない、心臓部です。
安全に、快適にストーブライフを楽しむためには、煙突は疎かにせず、信頼できるストーブ店に依頼し、正しい設置と年一回のメンテナンスを欠かさずに行いましょう。
●他業者から購入されたストーブメンテナンスもOK!
他業者で設置したものの、アフターフォローがなく、メンテナンスを怠っていたり、どこに相談したら良いのかわからないまま燃焼が良くない状態で使い続けていたりする方、意外と多いと思います。
エコレットカンパニーでは、他業者から購入されたストーブのメンテナンスも承ります。
薪ストーブで異常を感じているみなさま、火災を起こさないためにも、ぜひご一報ください。
■長野県下最多の展示台数!エコレットカンパニー黒姫
“ペレット・薪・ハイブリッドストーブ専門店”であるエコレットカンパニー黒姫では、長野県下最多の展示台数を誇り、大変多くのストーブを一度に目にすることができます。
ペレットストーブ、薪ストーブ、「ペレット×薪」ハイブリッドストーブ、野外用の移動式ストーブ、サウナストーブ、薪燃焼のお悩みを解決するチムニーファンやチムニートップ…など、ストーブ専門店ならではの他にはないラインナップが勢揃い。
完全予約制のため、見学・体験を希望される際は、事前のご予約をお願いいたします。
〒389-1305
長野県上水内郡信濃町柏原57-1
国道18号線沿い、八十二銀行信濃町支店様の隣となります。
→ https://ecolletcompany.jp/about/
ペレットストーブを扱う事業者も増えてきましたが、安心して快適なストーブライフをおくるためには、ストーブ専門店へご相談を!
省エネ住宅義務化に伴い、省エネ基準適合建物に採用される適合ストーブの設置に関しても、設置有資格者制度が始まります。
お客様が安心して任せられる技術者を認定する制度です。
■ストーブ購入補助金制度
自治体によっては、ペレットストーブの購入補助金を交付しているところもあります。
詳しくは、お住まいの自治体窓口にご確認ください。
■LINEからもお問い合わせいただけます
お悩み・お困りごと、LINEからお気軽にご連絡いただけます。
お困りの状態の写真や動画を送るのも、LINEなら簡単。そして、1:1のトークなので安心です。
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